建築家である私にとって、いずれは自邸なるものをつくってみたいと思っていました。
その機会は、’95年の震災で我が家が全壊することによって訪れます。そんな状況で形づくっていくとは思いもしませんでした。震災後の約1年半の仮設住宅での暮らしの中で、私たち家族は身近な自然の移ろいに何度もやすらぎを覚え、心を癒されました。住まいの中に、自然の営みに目を向けていくきっかけとなるものをちりばめた我が家です。

南西から見る全景

西側から見る全景

西側からの夜景

リビング吹き抜け部分

アトリエ上部の屋上菜園

リビングダイニング

キッチンより

南東から見た全景

中庭を見る

中庭でランチ (1998年)