震災体験
1995年1月17日の阪神・淡路大震災で、私達が住んでいた家と東隣の義母の家は全壊しました。
震災前の家(南西より)
震災後(南西より)
義母の家の二階部分
私たち夫婦のベッド
夫婦のベッド 寝室は二階でしたが一階部分に落ちています。 ワードローブと整理ダンスが「人」の字で支えあい、隙間ができて、私たちは奇跡的に助かりました。
二階部分が一階に落ちて
門扉の向こう側に二階南側の窓
1995年6月から1996年12月の一年半、私達一家四人が暮らした仮設住宅は閑静な住宅地の公園に建てられたものでした。木々の緑、土の匂い、光、風……。それらがいかに人間のこころを癒す力を持っているかを実感しました。
私達は地震という自然の猛威によって大切な子供と住まいを失ってしまいましたが、その一方で身近な自然によってまた私達は生かされているのだということを強く感じました。一年半の仮設住宅での暮らしは、「住まいの中にいかに自然を取り込むか」というテーマを私に与えてくれた貴重な体験です。
一年半一家四人で暮らした仮設住宅
下記アドレスから、サンテレビ ニュースeyeランド 「防災1.17」第18回 「住宅の耐震化」 2005,8,16,放送の内容をご覧いただけます。